念願の藍染め体験
みちをブログにご訪問いただきありがとうございますm(__)m
綾町で「藍染め」を体験してきました。
藍染めとは植物のアイの葉を原料とした染液を使って布を染める日本の伝統的な染色技法で、染め上がった色は「ジャパンブルー」と称されるほど、日本を代表する染め色となっています。
現在、「日向市有用植物ガイドブック(仮)」を執筆中ですが、アイ(Persicaria tinctoria (Aiton) Spach;タデ科)の原稿を書いて以来、ずっと体験してみたいと思っていました。
アイは薬草でもあり、抗菌、抗炎症などの作用があります。
昔から藍染液の蒸気に接している職人は肺の病気にかかりにくかったとか。
着衣で肌荒れ防止効果もあります。
「身に着ける薬」といってもよいかもしれませんね(^^♪
綾町 国際クラフトの城
GW中の2024年5月4日。藍染めを体験するため、綾町にある「綾城 国際クラフトの城」を訪ねました。
綾城に隣接する工芸館などでは機織り、藍染め、陶芸等の伝統工芸が体験でき、伝統工芸でまちづくりを行っている綾町らしい観光スポットになっています。
お目当てはもちろん藍染め。
到着後、藍染め体験場へ直行しました(^^♪
藍染液を調製することを「藍建て」といいますが、ここで行っているのは天然原料のみを使用する伝統的な手法「天然灰汁発酵建て」。
「天然灰汁発酵建て」では、地中に埋めた藍甕の中に、アイの乾燥葉を堆肥状にした蒅、小麦粉ふすま、灰汁などを入れて発酵を進め、茶褐色の染液を作ります。
体験場の中にも染液で満たされた藍甕がたくさん並んでいました。
▼体験場の入り口付近に藍染液の原材料を展示。
▼藍建てによって出来上がった染液。酵母を活かすため25度前後に厳格に温度管理されているとか。まるで生き物ですね。
▼藍染め開始。この日作るのはバンダナ。
▼手ほどきを受けながら白地の布を染液に繰り返し浸して染めていきます。液から引き上げて十分な空気に触れさせると発色します。
▼染め終わったら洗浄、脱水後、きれいな水で繰り返しすすぐ。この段階で鮮やかな発色が確認できます。
▼ぎゅっと絞って水気を切ったらアイロンがけ。
▼かっこいいバンダナができました!
毎日身に着けたいような、もったいないような、愛着の湧く一品が完成(^^♪
百聞は一見に如かず
目が覚めるような発色、抗菌・防虫などの機能性、きれい、かっこいい…
実際体験してみて藍染めが長年日本人に親しまれてきた理由が分かったような気がしました。
やはり、体験していると確信をもって記事が書けます(^^♪
帰りにアイの苗もいただきました。
家庭菜園に植えて、薬草としての活用や草木染めにチャレンジしてみたいと思います(^▽^)/
ご指導いただいたインストラクターの先生、ありがとうございましたm(__)m
またいつか、今度はやくそう会のメンバーでツアーを組んで参加したいと思います(^^♪